Vol.21 クセになるのは『2つの時間』がキーワード。

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fubuki-1.jpg約2年ほど前から、私の中でクセになっている和菓子があります。

 

つぶあんがギッシリと詰まった『薄皮まんじゅう』

ヤマザキの『吹雪』です。

 

高級品ではなくて、コンビニで売っている100円未満の和菓子。

 

余談ですが・・・

私の姓は『越路』なので、食すること(合体すること)で、今は亡きあの超大物シャンソン歌手になってしまいます。

 

余談はともかく・・・

 

この『吹雪』

残念なことに、売っているコンビニ&スーパーが意外と少ない。

私の検証ですと、最寄のコンビニ最大手のチェーンでは、10%前後の導入率。

 

売る場面積の限られたコンビニなどでは、その時々の新商品へのボリューム陳列などを考えて仕方ないことではありますが・・・

でも、この『吹雪』

私は、次のようなことを考えます

【本当は売れ筋商品であるのに、新商品の導入に気を取られすぎて、それに気づいていない店舗がほとんど】

なぜなら・・・

発注している店舗の品揃えを見ると、実は【定番化している商品】なのであります。

そのお店の地域的なニーズもさることながら・・・

『POSデータの検証の前に、まずは発注』をしないと、的確なデータを把握できないと思います。

とくにコンビニなど、新商品の導入率が高すぎるために、それに伴う売り場のレイアウト変更に意識が回りすぎて、その結果・・・

新商品の数値的な検証の後に、再び『売れ筋定番商品の再導入』を忘れてしまう傾向が強い店舗が大多数だと言えます。

 

fubuki-2.jpgでも・・・

ある意味、その『希少価値的要素』が、ニーズのあるマーケットでのクセになる要因になっているのかもしれません。

 

さてさて・・・

 この『吹雪』

売り場の導入状況の検証はさておき

 

実は・・・

 

『食』というカテゴリーで考えた場合の、重要な【クセになる法則】のキーワードが隠されている商品なのであります。

 

それは・・・

タイトルでも書きましたが『2つの時間』であります。

 

fubuki-3.jpgまず1番目の時間とは【鮮度】であります。

この『吹雪』は、お店に納品になってから多分2~3日で消費期限となります。

 

本来、和菓子というのは『生もの』であります。

しかし、世の中にあふれる和菓子(とくに詰め合わせ系など)のほとんどは・・・

『長期鮮度』の商品として販売されております。

 

しかし・・・

『長期鮮度』を実現させるためには、同時に失うものがたくさんあります。

 

以前のVolでも何度か書いておりますが『水分含有量』もその1つ。

 

家庭で作った料理は、なぜ飽きないのでしょうか?

食材の鮮度も含まれますが、何よりも【加工された時点での鮮度】が新鮮なので・・・

その結果・・・

【飽きない】

【クセになる】ということになるのであります。

 

 

 

そして・・・

 

 

 2番目の時間とは【営業時間】であります。

 

ちなみに私は、帰宅途中で・・・

1週間に1~2回ほどの頻度で『和菓子が食べたい』という欲求が芽生えます。

 

しかし・・・

ほとんどの和菓子専門店は18時閉店が多く、20時閉店がほんの少々。

 

和菓子専門店の営業時間を検証してみると・・・

『和菓子を好む人』=『女性』という固定観念が、営業時間にまで反映されております。

そして、その『女性』というターゲットの分析も・・・

『専業主婦』を考えた営業時間がほとんど

しかし・・・

昭和30~40年代ならいざ知らず、現在は『フルタイムで働く女性』が当時の何倍もの数字へと変化してきています。

また・・・

『フルタイムで働く女性』のマーケットもさることながら・・・

実は隠された物凄いマーケットを忘れております。

それは・・・

【和菓子が大好きな男性は、たくさんいる!】

ということであります。

 

どんなに『美味しい』とか『また食べたい』と思っても・・・

【購入する体制】が整っていなければ、そこに『ありがとう!』は生まれません。

すなわち。ビジネスは生まれません。

 

 

『フルタイムで働く女性』及び『和菓子が大好きな男性』といった重要なターゲットのニーズを受け入れる【営業時間の変更】も、重要な【クセになる法則】であると考えます。

 

 

さてさて・・・

今回の【クセになる法則】は、2つの時間について書きました。

 

この2つの法則・・・

実はそれぞれ『人間の心理』で考えた場合『異なるクセになる法則』であります。

【鮮度】=『食べたくなる』という心理。

【営業時間】=『買いたくなる』という心理。

この2つの心理が合致して、はじめて『そこに喜び』が生まれて・・・

その結果、ビジネスが成立するのではないでしょうか。

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