カテゴリ 『 美味しいだけがイイ事なのか! 』 の記事

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世はまさに『食ブーム』

書籍・テレビと『食をテーマにしたコンテンツ』は、まさにメディアとしての定番売れ筋カテゴリーであります。

 そして、人々は『行列の出来る店』=『美味しいはず』という事で、行列がまた行列を呼び、人気のある店はさらに人気店へと。

 

さて、私も、その類の話題が嫌いではありませんので、様々な『行列が出来る店』に足を運んでは、美味しい経験をさせていただきました。

 

そんな経験をさせていただく中で、私は毎回のように次のことを考えるようになりました

「たしかに美味しい店である。だけど・・・はたして、私はこの店にもう一度来るだろうか?」

 

そんな『気づき』を胸にいだくようになった数年前あたりからは、次のようなことを考えるようになりました

●行列の出来る店にも2タイプあるな~

 

そして・・・

様々な行列の出来る店を後にする度に、私は次のことを考えるようにもなりました

●さて、私はもう一度このお店に来るだろうか?

●どちらのタイプの行列の出来る店だろうか?

 

さて、今回は・・・

その『行列の出来る店にも2タイプある』というテーマで、いつもの仮説~実行~検証をしてみたいと思います。

 

この仮説~実行~検証は、あくまで私個人の考えである事を、前もってお伝えさせてください。

 

 

■ 仮説

 

店に足を運び、そして店を出るという、誰もが必ず実行する同じ行動パターンを客観的に分析すると、何かが見えてくるはずである

●店の外に出来る行列に並ぶお客様の顔ぶれ

●味・その他の店内での評価

●店を出た後~数日後の評価

一般的には一番興味をいだきそうなところは2番目であると思うが、今回は逆にそれ以外を分析してみよう!

実は、これこそが・・・

書籍・テレビなどメディア系が取り上げないけれど、重要な要素を含んでいる

まさにオンリーワンの検証結果が解明できそうである

 

 

■ 実行

 

20080608-hokkai.jpgいたってシンプルにそして素直に・・・を第一に

私が良く利用させていただく『行列の出来るラーメン店』に足を運び、いつもオーダーするメニュー(写真のラーメン:肉ラーメン&コーン付)を食べる

と、同時に・・・

今回は、回りの様子もよく分析しながら食べる

以前行った事があるが、しかしその後は足を運んだことがなかった『行列の出来るラーメン店』に再び足を運び、再検証をしてみる。

2つの店の違いを、味以外の部分で検証してみる

これを数回繰り返して、検証する

 

 

■ 検証

 

まずは・・・

●店の外に出来る行列に並ぶお客様の顔ぶれ

『私が良く利用させていただく行列の出来るラーメン店』の場合

・約90%以上が『近所の人々』や『リピーター』での行列だった

『私が再び足を運んでいなかった行列の出来るラーメン店』の場合

・逆に、約90%以上が『初めてのお客様』での行列だった

『私が再び足を運んでいなかった行列の出来るラーメン店』のほとんどが・・・

・『初めてのお客様』での行列だった

 

●店を出た後~数日後の評価

『私が良く利用させていただく行列の出来るラーメン店』の場合

・なぜか『美味しかった』だけではない『また行きたくなる』といった気持ちになる、まさしく【クセになる法則】である

『私が再び足を運んでいなかった行列の出来るラーメン店』の場合

・確かに美味しいとは思ったけれど、『また行きたくなる』といった気持ちが生まれなかった。まさしく【クセになる法則】に当てはまらない

 

 

これを『商品』に置き換えて、まとめてみます!

 

 

『私が良く利用させていただく行列の出来るラーメン店』の場合

・これは、まさしく【売れ筋商品】の傾向と同じである

 

『私が再び足を運んでいなかった行列の出来るラーメン店』の場合

・これは、まさしく【ヒット商品】の傾向と同じである

 

 

■ 初めてお会いさせていただいたお客様とよくある会話 

 

よく、ものづくり系の企業の関係者の方々とお会いさせていただきますと、次のような夢と希望をお話になる方がたくさんいらっしゃいます

「うちも何か、ヒット商品 を出したいですね~!」

 

 

しかし私は、そのたびに次のことを申し上げさせていただきます

私「ヒット商品は一見華やかにも思えますけど、ヒット商品ほど、その後の経営を悪化させる最大の要因にもなる商品なんですよね。」

 

お客様「えっ、そんなことないでしょう」

 

私「いえいえ、だいたいヒット商品を出した企業は、その後のライン拡大などで無理な借入過多を招いたりしちゃうケースが多いんですよ」

 

お客様「えっ、そうなの?」

 

私「はい。一番大事なのは、そのヒット商品のライフサイクルを読む仮説力なんですよね」

 

お客様「え~。ではヒット商品に向かってがんばらないほうがいいって事?。でも、それだと社員の士気が上がらないよな~」

 

私「ヒット商品を生み出そうと思うのではなくて【売れ筋商品を考える企業】を目指すことが最優先課題でもあるし、何よりも企業経営を安定化させられるんですよ。」

 

お客様「ヒット商品と売れ筋商品て、どこが違うの?」

ライフサイクルの短い商品をたくさん扱っている流通業に携わっている方々からいたしますと、その違いはご理解いただけるかと思いますが、案外、ものづくり系の方はご存じない方が多いようでございます。

 

 

ps

ちなみに、私がよく通っている『行列の出来るラーメン店』は、まさしく私が考えるテーマであります【仮説~実行~検証】を繰り返した結果、そこにたどり着いたようでございます。

 

そして、このお店の凄いところは・・・

お客様目線での心理学、統計学、そしてシステム化が進んでいること

軽く店を覗いただけでは、殆どの方が解らないかもしれませんが・・・

お昼時だけで、軽く100食を超えるオーダーを、50代のご夫婦お二人だけで提供しております。

そして何よりも一番素晴らしいこと

それは『殆ど、常連のお客様で行列が出来ている』という事

まさしく【クセになる法則】でございます。

 

ps-2

皆さんの多くは、実は『そのラーメンの味について』が一番興味がある部分かと思いますが、これは正直『画像やテキストだけでは表現できません』

もし興味がございましたら・・・

・私とご一緒にお店の暖簾をくぐり

・その後で「その・・・なぜ?」をご一緒にお話させていただくのが、最大の検証となると思います

だって、食でもなんでもそうですが・・・

お客様は『感じる』が最優先ですから。。。

DSC_5549.jpg数年前に『中学生が考えたレシピ集』なるもののディレクションをさせていただきました。

 

その時に、料理専門家の方が【美味しいホワイトソースの作り方のお手本】を披露してくださいました。

 

いわゆる・・・

『なめらかなホワイトソース』=正しいお手本

『ダマになるホワイトソース』=失敗例のお手本

であります。

 

その時のスタッフで、その違いを実感し、もちろん『なめらかなホワイトソース=正しいお手本』を口にして全員が「美味しい!」という感想を述べたのですが・・・

 

その時に1人のスタッフが言った一言が、私は気になって仕方ありませんでした。

「正しいつくり方はレストランの味だね~。こっちの失敗例はさ~よくウチでつくる味だよね。」

 

この時のスタッフの口から出た言葉を聞きながら・・・

実は、私は自分の脳の中で『ある判断』をしている事が気になってしまいました。

 

そうです。また私の【仮説~実行~検証】というクセに火がつく事となりました。

 

この仮説~実行~検証は、あくまで私個人の考えである事を、前もってお伝えさせてください。

 

 

■ 仮説

 

『レストランの味』と『まぁまぁの家庭の味』には、その奥で【個人が各自でクセになる周期をコントロールしている】という脳内心理が働く気がする。

 

 

■ 実行

 

私の知り合い数人に次のような考え方で意見を聞いてみた

●『正しい&レストランの味』=人気のあるレストランの味

●『まぁまぁの家庭の味』=よく足を運ぶ大衆的な食堂の味

さらに『どちらが飽きない味なのか』という疑問も。

 

 

■ 検証

 

●『正しい&レストランの味』=人気のあるレストランの味

・いつも味が安定している

・美味しいという感想と同時に、どこかで「また来月も来たいな~」と思う。

 

●『まぁまぁの家庭の味』=よく足を運ぶ大衆的な食堂の味

・おばちゃんのだいたいのサジ加減なので、微妙に味が変動する。

・家庭の味も同じことが言える

・よくわからないけど「一ヵ月後ではなく翌週あたりになるとまた行きたくなる」

 

これを、さらに展開し『家庭で作るお弁当』で考えてみる

・卵焼き、お肉、その他、いわゆる原材料からつくられたものは毎日でも飽きない

・冷凍食品(とくにシュウマイなど)は、なぜか飽きると感じる

 

 

■ 私なりに思った【クセになる法則】 

 

人間は『普段口にしない美味しい』に対して、脳裏のどこかで『安定した味』と感じ取り、そしてその安定に対し【次回食べる周期を長期化する心理】が働く気がする。

 

また『冷凍食品を飽きると感じる心理』は【どこからかじっても同じ味】という、これもまた『安定した味』であり、同様に【次回食べる周期を長期化する心理】が働く気がする。

 

その2つのタイプにおける次の指数によって【クセになる法則】の優位性が立証される

●どちらのタイプかという嗜好のシェア

×

●クセになるという欲望が設定した期間内に何回訪れるか

×

●一回あたりの単価

 

 

例えば・・・

【許される範囲内で安定しない味を提供している大衆のお店】が、【普段口にしない美味しさで安定した味を提供しているレストラン】の1/3の価格でも、利用頻度が3倍以上であれば、同じ客数の場合、年間での"利益"では絶対的に優位になるケースが多い。

(なぜなら【許される範囲内で安定しない味を提供している大衆のお店】のほうが、家賃その他固定費が低いケースが多い為)

 

 

■ PS

この記事を書いておりましたら、あるお店にたまらなく行きたくなってきました。

実は【クセになる法則Webサイトがある程度のボリュームになるまでは行かないぞ!】と決めていた、私の中でクセになっている『地元の人で行列になるある大衆向きのお店』があったのです。

その私に課した宿題に対して、甘~い誘惑が。。。

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