カテゴリ 『 マニュアルから離脱せよ! 』 の記事

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以前、次のVolで『歯ごたえでクセになるパン屋さん』の記事をアップさせていただきました。

Vol.8 クセになるパンがある!

 

この『歯ごたえ』に対する感覚。

実は、世代間で、感覚の違いが大きく分かれるのはご存知ですか?

 

ちなみに私は、昭和39年生まれ。

東京オリンピック開催の年に生まれました。

言ってみれば『比較的日本が豊かになりだした時代』に生まれたわけです。

 

この歯ごたえに対する感覚は・・・

ある種の『贅沢感』でもあります。

 

私の世代は、比較的豊かになりだした時代に生まれ、そして技術の進歩が急激に進んだ時代。

ですので・・・

『やわらかい食べ物』を、小さい頃から体験してきました。

 

ですので『やわらかい食べ物』を、それほど贅沢だとは思わず・・・

むしろ『歯ごたえがあるモノ』が、ある意味『新鮮』だと感じるのであります。

 

昨今の『もちもち感のある食べ物』のブームは、そのような時代背景から考えると、当然だったといえるのかもしれません。

 

しかし・・・

この『歯ごたえを楽しむ』ということ。

実は、比較的年配の方々には、それほど人気がないようであります。

その理由をたずねると、ほとんどの方が

「どうも噛みづらいのは苦手だな。昔たくさん食べたから・・・。」

「やっぱり柔らかいほうが美味しいと思うわね。」

などなど。

 

中には、高齢によっての歯の衰えも関係しているとは思うのですが、上記の質問をした時には『心の中での感覚』としてお聞きしております。

 

商品を開発する時には、味の良し悪しは勿論。

ですが・・・

この『歯ごたえの感覚』こそが、味以上に『クセになる商品』

すなわち『ヒット商品ではなく売れ筋商品』になる要素をたくさん含んでいるのであります。

 

でも、いかがでしょうか?

 

メーカーなどの最終決裁権。

新発売する商品のターゲットになる方の世代感覚と、決裁する方の世代感覚は大丈夫ですか?

 

企業が、これから市場に送り出す商品を考える時・・・

『決断』は、どんな方がされていますか?

『正しい決断が出来る人』が、決断をしていますか?

『常に客観的に見極められる人』が、決断をしていますか?

そして何よりも・・・

『売れる見極めが出来る人』が、決断をしていますか?

 

 

豊かな世代への商品の提案~アプローチ

『舌の感覚』も大事ですが・・・

それ以上に・・・

求められる人材とは・・・

『歯の感覚』そして『脳の感覚』が優れたエキスパート

ではないでしょうか?

 

そして一番たいせつなこと

それは・・・

その優れたエキスパートを、優れていると見極められるトップの決断。

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先月後半の【法則の箱】では・・・

『均等化・平均化の罪 』というカテゴリーで『カタカナのお餅』『冷凍食品』などについて、2つの記事を書かせていただきました。

 

ご興味のある方は、こちらの2つの記事をご覧くださいませ。

Vol.23 なぜ『カタカナのお餅』は、クセにならないのか。

 

Vol.24 年代がUPすると『冷凍食品に不満な人』が増える理由。

 

 

さて・・・

この2つの記事で書きました『均等化・平均化された商品』を解決する方法

それは・・・

『機械では予想がつかない細胞のチカラに任せること』

で、あります。

 

今回の写真の『おせんべい』は、その最たる例であります。

(とくに原材料にカタカナが含まれないモノほど、上記の条件になります)

 

・おせんべい

・おかき

・その他

いわゆる『米菓』には・・・

『もち米とうるち米』などの原材料比率の差はありますが、次の『機械では予想がつかない細胞のチカラに任せること』によって、いわゆる『均等化・平均化されない商品』となります。

・素材自体の持っている細胞のチカラ

・乾燥させる工程での細胞のチカラ

・焼く時に発生する細胞のチカラ

 

昔々・・・

昭和の頃に、ご家庭で、残ったお餅を使って『おばあちゃん手づくりのせんべい』を食したご記憶はありませんか?

 

いかがでしょうか?

当時のおせんべいが、懐かしくなって『また食べたい』という欲求に心が踊らされた事がございませんか?

 

 

『均等化・平均化された商品』は・・・

様々な工程において『細胞のチカラを発揮しづらい環境』を作ってしまうケースがあります。

 

もう一度、今回の記事の写真をご覧くださいませ。

細胞のチカラで・・・

『この世に2つとないカタチ』そして『この世に2つとない歯ごたえ』を演じている勇姿を。

 

そんな頑張ってる姿と同時に・・・

『2度と巡り合えない微妙な感覚の違い』を体が覚えてしまう。

誰だって『また食べたい』=『クセになる』という心理になるものです。

20080628-mf.jpg【水分含有量は、クセになる大事な要素】という事で、具体的な例を、私の経験からご紹介させていただこうと思います。

 

そのスタートといたしましては、私が以前制作を担当させていただきました『中学生がつくる牛乳オリジナルレシピ』の撮影現場からのレポートでございます。

 

今回のテーマは、写真のようなマフィン。

 

このレシピを考えたのは中学生の男子という事もあり、正直、自己流でございます。

 

審査の基準が『他にない創造性』が最優先されましたので、選ばれた生徒さんも、正直驚いていました。

 

この料理の撮影現場では、実際に中学生に作っていただき、それを撮影するのですが、回りにはたくさんの『料理に詳しい方々』がいらっしゃいました。

 

20080628-mf-3.jpg最初は・・・

自己流ゆえに、マフィンにとって大事な『ふくらみ』が出来ず、そこで専門の方々のご指導の元、上手に『ふくらみ』が出来ました。

 

で・・・

 

撮影後に、作品を試食の時間になったのですが『食べ物は大切に!』という事もあり、成功したマフィンはもちろんですが、失敗したマフィンのほうも試食いたしました。

 

その時に私は、思いました!

 

実は、私・・・

その成功作品よりも『最初の失敗作品』のほうが、いわゆる『後を引く』という感覚をおぼえて、失敗作品のほうをバクバク食べておりました。

 

回りの皆さんは・・・

『なぜ?』とか

『気を使ってるの?』とか

『変わってるね!』とか

様々なお言葉を。

 

でも、私の中では、そのどの言葉も当てはまりません。

失敗作のほうが『美味しい!』そして『後を引く』

いわゆる【クセになる】という感覚だったのであります。

 

 

その後、帰りの車の中で、私なりにいろいろと考えました。

 

今回は、いつものVolのように『■仮説■実行■検証』というコミュニケーション方法は取らずに・・・

■検証に進みます!

 

この仮説~検証は、あくまで私個人の考えである事を、前もってお伝えさせてください。

 

 

私なりに思ったこと。

・正直、上手に出来たマフィンはお店などで食べ飽きている

・マフィンだと思うから否定するのだと思う

失敗作ではなく、これは『新しいカテゴリーの誕生』だと考えたらどうだろうか!

その新しいカテゴリーの誕生は、私にとって『クセになる』であった!

 

 

では、その新しい感覚とは?

マフィンでもなく、蒸しパンでもなくといった『新しい感覚』

コンビニ時代に『ある蒸しパン』が大ヒットした時のことを思い出す

その当時、蒸しパンだけでなく、他のパン類で『売れる商品』を検証した時に、私なりに解ったこと

【飲み物がなくても食べられるパンが売れる】そして実際にPOS実績でも検証された!

 

 

では、まとめてみます

マフィンを作ろうとする中で『ふくらまない』という結果は・・・

『水分がうまく蒸発しない』という現象からなる

でも、これが『クセになる』の要素を含む『蒸しパン』に近い感覚になった

しかし、蒸しパンとは微妙に異なる新感覚が、固定観念にない新しい商品のカテゴリーを生み出した!

その中枢にあるもの

それは『水分含有量』の微妙な感覚であった!

 

 

ですので、私は思います!

料理本などマニュアルもいいとは思うのですが・・・

時には、失敗を恐れずに、といいますか

『失敗とも気づかない』で、何かを創造し作ることが大事ではないでしょうか!

そして、それを評価する時は、自分自身もですが回りの方々も『固定観念を捨てて』そのモノ自体を評価することが・・・

それが【クセになる】を生み出すことになります!

 

このような失敗例から新しいカテゴリーが生まれて、そして、それが売れ筋商品へと成長したものは、過去にもたくさんあります!

 

なによりも・・・

『人生には、失敗など一つもない』のですから!

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