今日は、いつもよりも早めに帰宅出来そうな感じだったのですが、帰り際に写真の機材に目がいってしまったのが良かったのか悪かったのか?
多分、良かったんだと私は思います。
久しぶりに、その音を楽しんで・・・
そして、大切なことを再確認し・・・
そしてそして、この記事を書こうと思いました。
この機材は、私の会社にある音楽・音声関係の機材のほんの一部なのですが、現在も頻繁に使用しているのは、多分この中の2割程度。
アナログもの、デジタルもの、そしてアナログとデジタルの中間的なもの、などなど。・・・
中には、私の息子が生まれた頃に購入したものもあります。(20年ものという事になります)
時代は、デジタル主流となり・・・
デジタルの優位性であります『音質・機能性・即効性・記憶量・その他』といった、いわゆる業務を行う上での全体的な生産性アップのために、どうしてもデジタル機器の使用頻度が多くなってしまいますが、アナログ特有の良さも実は存在しております。
その中でも『音質』に関してなのですが、先日ある雑誌のインタビューで、有名なアーティストが次のように話していたことが、とても印象的でもあり、同時に『同感!』と思ってしまいました。
なんでも、今回の写真にラインナップされている約20年前の機材がずっとお気に入りで最近まで使用していたらしいのですが、ついに壊れてしまって泣く泣く最近の機材を購入したというお話。
そのインタビューでは、そのあたりで終わっていたのですが、本当はもっと専門的な事まで話していたのに紙面上の関係でカットされいた雰囲気が、何となくですが伝わってきました。
これは、あくまで私の仮説ですが・・・
そのアーティストが言いたかったことの続きを、私なりに書いてみたいと思います。
↓
長年愛用していた機材がついに壊れてしまって、泣く泣く最近の機材を購入したんですよ。
でも最近は、その新しく購入した機材を使って『長年愛用していた機材のような"当時の音"になるようにサンプリングしたり加工したり』という事に、時間を費やしてますね。
変わってると思いますか?
でもね~
一般的には、デジタルのほうが音質はクリアで、いわゆる『イイ音』って言われますが、私はけっしてそうは思わない。
とくに私は、ポップスというジャンルの場合には『一番大事なのは歌』だと思っていますからね。
最近のデジタル機器は、イイ音なのかもしれないけど、そのクリア過ぎる音質ゆえに『一番大事な歌の邪魔』を、しちゃう事が多いんですよね。
料理でも、映画でもそうでしょ。
メインをうまく引き立てるのが、最高の脇役であり、それぞれ『自分の現在の役割をよく理解できてること』が、結果的に『残ってゆくもの』になっているでしょう。
人間の本当の声って、最近のデジタルのクリアな音質よりも『少しこもった感じ』なんですよね。
これは永遠に。
だから、当時の機材の音質を『こもってる』と表現する人が多いですが、本当は『人間の歌を引き立たせる』って、私は思うんですよね。
人間の声も、EQ(イコライザー)やその他のエフェクターを使って、デジタル機器に負けない感じに補正はできるのですが、それを行えば行うほど『本来の音』からどんどん離れていくんですよね。
だから私は『本当の人間の歌』を聞かせる上では、当時の機材を使うほうが好きなんですよね。
でも、セールスとか、いわゆる相対値での比較の対象が、そうではないのがマーケットなので悲しいですけどね。
↑
多分、こんな感じだったのではないかと。
私の仮説です。
でもこれは、今回の音に関する機材だけではないと思います。
まだ、インターネットというものが世の中に出始めた今から10年ちょっと前のこと。
ある広告関係の方々の集まりで、ある人が
「いやいや、インターネットは普及しませんよ。やっぱり既存の媒体が一番ですよ~。」
と言っていたのを思い出します。
これは商品でもサービスでも同じことなのですが・・・
『お客さんにとって必要なもの』が一番大事なのに、世の中には『自分が売りたいもの』を最優先する人がけっこういます。
また、パソコンが苦手な人が
「いやいや、やっぱりパソコンよりも人ですよ~。」
という会話をしている光景も、よく見かけるのですが・・・
この言葉は本来『ある程度パソコンを使いこなしている人』の口から出た場合にこそ【たしかなこと】として伝わるのだと考えます。
まっ、とにかく・・・
帰り際に、ふと目にとまった機材から、いろんなことを考えてしまった今日でした。
写真の機材たちよ。ありがとう。
そして、これからもよろしく。